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かげ

Author:かげ
野鳥と緑の会の活動を中心に、生き物に関することなどを書いています。
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かんあおい
今年は始まって早々、HDDは逝くは、買い物・子守で手が放せないはで、なんか
やれやれな気分・・・

それはさて置き、今年最初のエントリーは今が旬の↓これ。

落ち葉に埋もれてます
ウマノスズクサ科 カンアオイ(カントウカンアオイ)



冬枯れした雑木林の中、落ち葉を踏みしめる音を聞きながら歩いていると、
落ち葉に埋もれるように緑色の葉が目に付きます。

丸みのあるハート型で白っぽい斑の入った葉っぱ。
株によっては斑の入り方が違うようです。

近寄って落ち葉をそっとかき分けて根元を見ると・・・

目立たないんです
冬もまだこれからというのに、花が咲いています。

花弁のように見えているのは萼で、基部がくっついて筒のようになっています。
中心の牙のように見えているのが雌しべの花柱で、雄しべはその奥に隠れていて
見えません。

冬で虫も居ないのにどうやって受粉を・・・と思いますよね?

花の咲いている位置やしべの形状をみると風媒花ではないようです。

キノコバエが媒介するとか、自家受粉によるとか、ワラジムシやヤスデがとか
いくつか説があるようです。

一番おもしろいのはカタツムリやナメクジが媒介するという説があること。
ナメナメも役に立つことがあるんですねぇ・・・

でも集まれば・・・
中にはこんなに花をつけている株もあります。

この仲間は「1km広がるのに1万年かかる」とも言われるくらい拡散するのが弱いようです。
そのため分布が限られていることが多く、土地や地域の名を冠した名前がついています。
自分はカントウカンアオイ、タマノカンアオイ、コシノカンアオイしか見たことないです・・・

属はちがいますが同じ科に京都賀茂神社の祭礼「葵祭」に使われるフタバアオイ(カモアオイ)
があります。
徳川家の家紋「三葉葵」はフタバアオイの葉を図案化したものだそうです。

葉の斑の入り方や、花の色形、茎の色などが個性的で園芸植物として様々な品種が
栽培されているようです。

そういえばカンアオイはギフチョウの幼虫の食草ですから、虫屋さんはよくご存知かも
しれませんね。

さて、よけた落ち葉を戻して観察終了です。
Coppice Note | 17:10:16 | Trackback(0) | Comments(11)
コメント
葉を見て、シクラメンかと思いました^^;
根元に密集する花を見て、ますます似てるな~、と (シクラメンだったら根元は蕾でしょうけど)。
広がり増えるのが苦手な種なんですね、ということはなかなか見つけられないってことかな。
受粉の方法も解明されていない、まだ謎の多い植物のようで、ちょっと意外。
なのにお仲間は御紋になってたりして、ますます不思議だ!

2008-01-06 日 20:26:09 | URL | 牛柄 [編集]
へぇ~・・・葉の下に花が隠れて居るんですね。
受粉の仮説にナメナメが居るのが非常に興味深いです。
もしそれが証明されたら、一気にナメナメの株があがりますね。
1万年に1Km・・・広がるスピードもナメクジ級ですw
2008-01-06 日 22:14:41 | URL | dada042 [編集]
カンアオイの葉、好きなのですが、
去年は某道路建設予定地でイヤっていうほど移植をして、
さんざ山登りをさせられたので、今は少々辟易です。
いくら移植しても移植しても、出てくるんですものーi-201

アリさん受粉説もありますね。
カンアオイ、花の形から、英語では”茶色の小瓶”というとか・・・。
いろいろ逸話?の多い植物です。
2008-01-07 月 21:04:28 | URL | 白あずき [編集]
カンアオイ 渋くって好きです。
このウマノスズクサ科というのはほんとうに独特な地味なお花をつけますね。
好き嫌いのわかれる植物であると思います。
こればっかりを描いていらっしゃるお方が・・・

徳川家の紋章のことは知っていましたよ~

2008-01-08 火 16:29:26 | URL | pole pole [編集]
管理人のみ閲覧できます
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2008-01-08 火 20:22:14 | | [編集]
いきなりこの花を見たら驚いてしまいそうです。
個性が強すぎですね。
この花の色からして、地味~な生きもの達に受粉を託していそうに思えます。^^
きっと、いろんな虫たちが協力しているんでしょうね。
でも…ナメ公が社会貢献しているのかは疑問です。(笑)
2008-01-08 火 20:26:41 | URL | fumiQ [編集]
カンアオイ懐かしいなぁ
最近全然見てない
蔭さん今度連れてって
2008-01-08 火 20:57:04 | URL | はて [編集]
一足遅れてしまいましたが、
あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
家族サービス御苦労さまでした(´w`*)

タマノカンアオイよりカンアオイのほうが断然可愛いですね。
タマノカンアオイの花はフジツボみたいで…
でもチョウチョの食草になってるって聞いたら株が上がりました。
2008-01-09 水 10:50:55 | URL | あまぞんりりー [編集]
わぁ、楽しみがまた増えました(*^-^*)ゞ
カンアオイも咲く頃なんですね
時々見かけるので根元をよく見てみます。
カンアオイの斑の入り方だけでも見ていて面白いけれど
こんなにたくさん咲いてるカンアオイ見てみたいな~
2008-01-10 木 13:09:55 | URL | panda [編集]
かげさんが季節外れの花を見つけてくれたのがとってもいい思い出です^^ あれから何度か覗き込みましたけど流石になかった。
ギフチョウが傍を飛んでるシーンに出会いたい!
2008-01-11 金 15:53:19 | URL | flor [編集]
>牛柄さんへ
確かにシクラメンに葉っぱが似ていますね。
あるところには数株が固まって見つかるんですけどね。
この仲間がお祭りに使われたり、かなり不思議な植物ですよ。

>dada042さんへ
花は落ち葉に埋もれていたり、土に埋まっていたり、不思議な花です。
狭山丘陵ではけっこうあちこちで見られますよ。
ナメクジ級・・・今度観察会で使おう(^^ゞ

>白あずき さんへ
斜面に多いから何度も往復は大変でしたね。
広がるのはナメクジ級でも、けっこう何株もかたまって生えるから・・・
へぇ英語では「茶色の小瓶」なんていうんですか、おもしろいですね。

>pole poleさんへ
ウマノスズクサも不思議な形ですけど、この仲間も独特ですよね。
たしかに好き嫌いの分かれる植物かも。
園芸でもこればかり育てている方もおられるようですね。

>fumiQさんへ
色合いや形が独特ではじめてみたら驚くかもしれませんね。
受粉には様々な生き物がかかわっているんでしょうね。
fumiQさんの近くにも固有の種が見られると思いますよ。

>はて さんへ
懐かしいでしょう。
そのうち散策でもいきましょう。

>あまぞんりりー さんへ
こちらこそよろしくお願いします。
タマノカンアオイの花はインパクトありすぎですよね~
葉っぱもテカってますし・・・

>pandaさんへ
たしか九州にも色々なカンアオイがありましたね。
知らなければ素通りしてしまいますよね。
ぜひ根元をのぞいてみてくださいね~
そちらのカンアオイの写真楽しみにしています。

>florさんへ
あれはびっくりしましたね~
新潟ではカタクリに訪れるギフチョウを何度か見たことはありますが・・・
狭山丘陵ではまだ見たことないですねぇ・・・
2008-01-14 月 09:23:59 | URL | かげ [編集]
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